ボックスライン削減
ぼっくすらいんさくげん
行/列内で特定の数字の候補が全て同じブロックに存在するとき、そのブロックの他のマスから除外できるテクニック。
ボックスライン削減 (Box/Line Reduction) は、ある行または列で特定の数字の候補が全て同じブロック内に存在する場合、そのブロックの他のマス (同じ行/列に属さないマス) からその数字を除外できるテクニックである。ポインティングペアの逆方向の操作。
ポインティングペアとの関係
ポインティングペアは「ブロック→行/列」方向の除外であるのに対し、ボックスライン削減は「行/列→ブロック」方向の除外である。論理的根拠は同じ「制約の交差」だが、走査の起点が異なる。両方を意識することで、候補除外の機会を見逃さなくなる。
2 つの方向
| 方向 | 候補が閉じ込められている場所 | 除外できるマス |
|---|---|---|
| ポインティング方向 | 1 つのブロックの中で 1 行または 1 列に集中 | その行 / 列のうち、ブロックの外にあるマス |
| クレイミング方向 | 1 つの行または列の中で 1 ブロックに集中 | そのブロックのうち、その行 / 列から外れたマス |
根拠はどちらも同じで、行 / 列とブロックが重なる部分にしかその数字が入らないという事実を使う。
ボックスライン削減には 2 方向がある。ポインティング方向: ブロック内の候補が 1 行/列に集中 → その行/列の他ブロックから除外。クレイミング方向: 行/列内の候補が 1 ブロックに集中 → そのブロックの他行/列から除外。どちらも同じ論理原理に基づく。
Hard レベルでの活用
ボックスライン削減は Hard 難易度で頻繁に必要になる。ネイキッドペアと並んで、Hard レベルの壁を突破するための主要テクニックである。メモが正確に管理されていれば、比較的発見しやすい。直接数字を確定させるのではなく、候補を減らすことでシングル系テクニックの発動条件を間接的に作り出す点が特徴である。たとえば下の盤面では、5 行目に 6 が入りうるマスが右中段のブロック内の 2 マスに絞られている。この 2 マスのどちらかが 6 になるため、同じブロックの他の行にある空マスからは 6 を消してよい。
- 注目する行 (5 行目)
- 6 の候補が閉じ込められるブロック
- 5 行目で 6 が入りうる 2 マス
- 6 を候補から外せるマス
6 を外すと r4c7 と r4c8 は残る候補が 1 つだけになり、それぞれ 3 と 1 に確定する。