ネイキッドシングル
ねいきっどしんぐる
あるマスに入りうる候補が 1 つだけに絞られた状態。数独の最も基本的な確定テクニック。
ネイキッドシングル (Naked Single) は、特定のマスが属する行・列・ブロックに置かれた数字で除外を重ねた結果、そのマスに入れる数字が 1 つだけに限定される状態を指す。数独で最初に覚えるべき確定手段であり、当サイトの Easy はこのテクニックの連鎖だけで最後まで解けるように作られている。難易度はヒントの数で決まるのではなく、解ききるために必要なテクニックで決まる。
発見の手順
対象マスの行・列・ブロックに存在する数字をすべて列挙し、1-9 から除外する。残った候補が 1 つならネイキッドシングルであり、その数字を確定できる。2 つ以上残る場合は確定できず、別のテクニックが必要になる。除外は 3 方向すべてから集めるのが要点で、行だけを見て「まだ 2 つ残っている」と判断すると、列やブロックが与える最後の除外を取りこぼす。
具体例で確かめる
あるマスについて、同じ行に 1・2・3・4・5 が並び、同じ列に 7・8 があり、同じブロックに 9 が入っているとする。1 から 9 のうち置けないのは合計 8 つで、残るのは 6 だけ。したがってそのマスは 6 で確定する。ここで確定した 6 は、そのマスと行・列・ブロックを共有する最大 20 マスの候補から消えるため、次のネイキッドシングルを生む種になる。
実務上のポイント
ネイキッドシングルは「マス視点」のテクニックである。マスごとに候補を計算するため、メモ機能を使えば機械的に見つけられる。ただし 81 マス分の候補を維持するのは手間が大きいので、実践では行・列・ブロックがいずれもよく埋まっている交差点から当たる。埋まりが濃いほど除外できる数字が多く、候補が 1 つまで落ちやすい。
よくある落とし穴
取りこぼしの型は 2 つある。1 つは、確定させた直後に周囲を見直さず盤面全体の走査へ戻ってしまうこと。候補が変化したのは同じ行・列・ブロックの範囲だけなので、次の確定はまずそこにある。もう 1 つは、候補が 1 つに見えたマスを 3 方向で検算せずに埋めてしまうことだ。除外の根拠を 1 つ思い違いすると誤った数字が入り、矛盾が表に出るのは何手も先になる。確定の前に行・列・ブロックをもう一度なぞる習慣が、後戻りを防ぐ。