弱リンク

じゃくりんく

2 マスのうち少なくとも一方が特定の数字でないという排他関係。両方が偽である可能性を許容する。

弱リンク (Weak Link) は、特定の数字 X について、2 マスの間で「両方が X であることはあり得ない」という排他関係を指す。一方または両方が X でない状態は許容される。同じユニット内で X が複数のマスに候補として残っている場合、そのうち任意の 2 マス間は弱リンクとなる。チェーン系テクニックで強リンクと組み合わせて使われる重要概念である。

弱リンクの基本

弱リンクの定義は論理学の「両立不可能 (排他的選言の半分)」に対応する。「マス A が X」と「マス B が X」が同時に成立しないことだけを保証し、両方とも偽である可能性は許す。例えばある行に X の候補が 4 マスあれば、その任意の 2 マス間は弱リンクである。「同じユニットに X は 1 つだけ」という数独の基本ルールから自然に導かれる関係である。

強リンクとの併用

<a href="/ja/glossary/strong-link/">強リンク</a>が「必ずどちらか一方が X」、弱リンクが「両方は X でない」と覚えると関係が明確になる。両者を交互に組み合わせると複雑な論理連鎖を構築できる。例えば「A 強リンク B、B 弱リンク C、C 強リンク D」という連鎖から「A が X なら D も X」という推論が成立する。AIC (Alternating Inference Chain) など最上級テクニックは、この強弱リンクの交互連鎖を活用する。

実用上の認識

実際のパズルでは、弱リンクは強リンクよりはるかに多く存在する。盤面のほとんどのマス間に何らかの弱リンクが存在するといってよい。重要なのは「弱リンクのうち、強リンクに昇格できるもの」を見極めることである。あるユニットで X の候補が減って 2 マスになった瞬間、そこに強リンクが新たに発生する。テクニック適用ごとに新しい強リンクが生まれていく動的なプロセスが、上級解法の核心である。